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海と恋文



大好きな宮崎の海を見た夜に、このページを書いています。
ご無沙汰しております。小夏です。
ついに、青☆組の初ツアー公演作品『海の五線譜』が宮崎の地で幕をあけます。

恋文のような戯曲を書きました。
いつもの青☆組よりも、ラヴストーリーの色が真っすぐ濃く出ている作品だと思います。
と、書くと少し照れくさいのですが、どう転んでも大人という年齢になった今だからこそ、向かい合えたモチーフなのかもしれません。
宮崎は、私が生まれて初めて滞在型制作で演劇を作った思い入れの深い町です。
それは初恋のように瑞々しい記憶となりました。
その時の体験の豊かさのおかげで、私は、地域滞在型の演劇制作に積極的に関わるようになりました。今、各地でそのような活動をする機会をいただいているのも、巡り巡って、宮崎との出会いのおかげだと思っています。

ラヴストーリーと書きましたが、これは、ある老夫婦の物語でもあります。
そう、大人の為の愛と恋の物語なのです。

大人になってからの恋心は難しい。
笑い飛ばすのはうまくなっても、傷つくことに免疫ができても、上手になるわけじゃない。
愛なら平和かと言えば、それもそこまで単純なものではないのでしょう、一生。
けれど、清濁併せ呑む時間が大人を作るのなら、その果てで、自分以外の誰かの幸せを心から祈り続けることは、人間の持つ光の側面だと私は信じたいのです。

清濁併せ呑む、という言葉は、海の有様から生まれた言葉です。
私はいつになったら、海のような女になれるのだろう。
もしかしたら一生届かないのかもしれません。

でも、今日も、私なりの人間の愛し方を、戯曲を書き演劇を作ることを、続けるしか道はないように思います。

温かい気持ちで劇場からお帰りいただける作品です。
大切な人とご一緒に、もしくは、そっとひとりで、ぜひ足をお運びください。

この手紙が、どうかあなたのもとに届きますように。

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  青☆組 vol.21
『海の五線譜』 作・演出 吉田小夏
●宮崎公演 2015.11.28-29@メディキット県民文化センター
●東京公演 2015.12.5-14@アトリエ春風舎

●詳細はこちら
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