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他人事

自分のことというのは、何かにつけて難しい。
何か起こるたびに、考えすぎてしまったりする。

でも、自分のことを他人事だと思うと、ちょっと冷静になれたりもする。
達観できたりもする。

原因がちゃんと見えさえすれば、あとは解決するだけですね、と達観した自分が発言をしたりもする。
一歩ひいて見てみれば、それも物語としては面白い人生じゃないのと思える面もある。
自分のことを、他人事みたいに少しつきはなして考えてあげるのも、自分への思いやりかもしれない。

感情は、本質的なものを見失わせる時もある。
理性だけが、本当の目的地を指さす。
愛は感情の中にあるように見えて、真実の愛は、理性の中で輝いているようにも、思う。(これは、35歳を過ぎてからよりそのように感じるようになったのだけど。)
冷たさ、ということではなく、平和や献身という意味で。

失くしたくないものが増えると、人はある意味においてどんどん弱くなる。
と、私は思う。
失くすものが何も無い、という強さの裏返しとして。
どんなにあがいても、死が必ず人と人とを別れさせるのだから、美しい器だって年月がたてば土にかえるのだから、けして失わないものなどは無い。
にも、かかわらず、なのか、だから、なのか、人は臆病にならずにはいられない。

それならば、今を、大切に見つめることだけを考えていたい。
今、まだそこにある命ならば、そこにあることだけを尊く思いたい。

せいいっぱいもがむしゃらも、けして嫌いな言葉ではない。
でも、今の自分に一番必要なのは、静けさなのだと思う。

静けさと温かさを、いつも心に描こう。
と、思う。
願う。
沈黙を愛そう、と思う。

柔らかな沈黙を手に入れたい。

蓮の花のような。


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