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一輪の花

201102211812000.jpg風邪気味だったせいか、持病の肩こりが容赦ない固さになってしまった。
駆け込み寺に行くような気持ちで、慌てて行きつけの鍼灸院へ行った。

この鍼灸院には、いつも待合室の片隅に一輪の花が飾ってあって、訪ねるたびに違うその花を眺めるのが、通院のちょっとした楽しみにもなっている。
この日は、オレンジ色のガーベラだった。

花は、一輪でいい。
と、ふと思った。

色や花の形のあわせかた、活け方や束ね方、などに創意工夫を凝らしたブーケも素敵だけど、一輪だけの花は、その花自体の持つ生命力や素朴な美しさを際立たせるように思う。

飾り方や見せ方ではなく、咲いていること自体が美しい。
花とは、本来そのようなものではなかったか。
ひとりの人間の人生のように。

飾り気がなくても、見せ方が下手でも、咲いている説得力のある生き方をしたい。
冷え切った肩を揉みながら、そんなことを思ったのだった。

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