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白雪日和

201102151311000.jpgフェンスの向こう、家の前の野菜畑が、一面の白になっていたよ。
雪が、とめどくなく降るのは、あんまり白いから、あっというまに汚れてしまうから、その汚れを打ち消すために、あとからあとから、降るのだそうです。

昔ね、そんな合唱曲を聞いたことがある。

雪は、雪で、隠すもの。
でも、傷は、傷では隠せない。

今日の野菜畑は、本当におひさまでいっぱいで、 街中がレフ板みたいになって、世界を輝かせていて、眩しすぎて苦しくて、泣きそうになった。

何かを上書きしたり隠すためなんかじゃなく、ただただ真っ白い雪原に足を下ろすみたいに、清らかな覚悟を持って、あなたの前に立ちたいと思う。


「雪の日に」  吉野 弘 作詞

雪がはげしく ふりつづける
雪の白さを こらえながら

欺き(あざむき)やすい 雪の白さ
誰もが信じる 雪の白さ
信じられている雪は せつない

どこに 純白な心など あろう
どこに 汚れぬ雪など あろう
               
雪がはげしく ふりつづける
うわべの白さで 輝きながら
うわべの白さを こらえながら
雪は 汚れぬものとして
いつまでも白いものとして
空の高みに生まれたのだ
その悲しみを どうふらそう

雪はひとたび ふりはじめると
あとからあとから ふりつづく
雪の汚れを かくすため

純白を 花びらのように かさねていって
あとからあとから かさねていって
雪の汚れを かくすのだ

雪がはげしく ふりつづける
雪はおのれを どうしたら
欺かないで 生きられるだろう
それが もはやみずからの手に
負えなくなってしまったかのように
雪ははげしく ふりつづける

雪の上に 雪が
その上から 雪が
たとえようのない 重さで
音もなく かさなってゆく
かさねられてゆく
かさなってゆく かさねられてゆく

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