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Ave Maria

Ave Maria というタイトルの曲はいくつもあるが、私が初めて聞いたのは、Schubert(シューベルト)のものだった。 
小学生の頃だったと思う。

子供心にとても綺麗な曲だと思った。
でも、思春期を迎える頃になるとGounod(グノー)のAve Maria の方が俄然好きだと思うようになった。

Gounodのは、どこか冷たく、青く透明な気がした。そして、哀愁が強い気がした。
私は母に「グノーの方がずっとクールで、シューベルトの方は野暮ったい」と生意気なトーンで言ったように記憶している。
確か、母は、シューベルトの曲のメロディの優しさについて語り、好きと言っていたような気がする。定かではないが。

とにかく当時は、Schubertのは、ちょっと温か過ぎるし、本当に救いを求める人には、もっと悲しみを共有できるヒンヤリした旋律が必要なのではないかと思っていた。

それが、ここ最近になって、私は俄然、SchubertのAve Maria を好むようになってきたのだ・・。 
理由はわからない。または、理由なんてないのかもしれない。

ただ、絶望の夜に必要なのは、哀愁の旋律ではなく、光溢れる旋律なのではないか、と感じるようになったのかもしれない。

大人になればなる程、苦労した人程、いつでも笑っているように思う。 

日々の些細なことで、スグ顔をしかめてしまう自分の懐のなさを、今日も悔やむ。

微笑んでいたい。

誰かの為ではなく、人にどう思われるかではなく、男の為でもなく、自分の為に。

微笑んでいたい。

Ave Maria-Gounod(グノー)

Ave Maria-Schubert(シューベルト)

小夏
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