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ある日のスムージー

このところ、とてもちゃんと食べている。

ちょっと疲れやすくなってしまった体の改善を真剣に考えたのがきっかけ。
忙しさを理由にするのをやめ、自炊生活をしっかり取り戻したら、前より一層台所が楽しくなりました。

以前だったら徹夜でも集中できたのだけど、やはり30代中盤になった頃から、集中力のコントロールの仕方が以前と変わってきたのを感じます。

シンプルに、出来合いではないものをちゃんと食べる、湯船に浸かる、ちゃんと寝る、ということを気にするだけで心身のパフォーマンスが全然違うことを感じています。

最近は特に朝食が楽しいです。
まとめてさくっと作って冷凍しておいた、パンケーキや蒸しパンとか、そば粉ガレット、などと、スムージーを組み合わせると時間もあまりかかりません。

いつもは青菜でグリーンスムージーをやるのですが、この日は、バナナと冷凍のミックスベリー(イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、クランベリーのmix)で作ったらとても美味でした。

下の写真は最近はまっているアガペーシロップ
血糖値が上がりにくいということで、体に優しいと言われています。
いつもは生蜂蜜やメープルシロップをよく使うのですが気分を変えたい時に使います。
植物の蜜なので、癖はないけど風味があって美味しい。
日本ではまだあまりないので結構値段が高いのだけど、海外通販で直接買ったら送料入れても日本で買うよりも格安で、とってもお得でした。

前よりもオーガニックのものが気になる。
なんだろうね、こうやって年々、自分へのいたわりの意識が高くなってゆくのかしら。


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糠床ちゃん

過ぎゆく夏のことについてたびたび思い出す、9月。

色々ふりかえるべき演劇のこと、ここに記すべきこと、たくさんあるのだけれど、このところ手放してしまっていた「日常の中で綴る」という感覚を取り戻すべく、まずはささいな日々の出来事から言葉にしてゆこうと思います。
今月は執筆の季節なので、指をほぐさなければ、という個人的な思いもありつつ・・。
(呟く習慣や、イイねの習慣は、ちゃんと言葉を綴る感覚をどこかにぶらせますね。恐ろしいものです。)

さて、最近のわたしのささやかな息抜きは糠床です。

京都の友達の家を訪ねた際に、夕食で出てきた自家製の糠漬けの美味しさに感銘を受け、生まれて初めて糠床から作ってみました。
完全無農薬の糠を「おとりよせ」することからはじまり、やってみたらまぁ、奥の深いこと。
ちゃんと乳酸菌が育ち風味がでるまで、いちからやるとずいぶん時間のかかることも知りました。
糠床ちゃんは生き物なのだ、ということを噛み締めています。

今朝の収穫は、胡瓜とカブ。
取り出した胡瓜とカブの糠を落として、糠床ちゃんの方も綺麗にならしました。
最近の私の中で特にお気に入りだった糠漬けは、みょうが、そしてカブの葉っぱです。
お友達情報では、なんとアボカドも美味しいとのこと。
大事に育てて毎日美味しいお漬物をいただこうと思います。

私のはまだ、若い糠床ちゃんでちょっぴり塩気がとがってるけど、これからどんどんまろやかになるはず。
人間と一緒ね。
美味しくなるには時間が必要。

日本人は新しいものが大好きだけど、それだけじゃないはず。
ちゃんと育てれば、半永久的に生きつづけるという糠床ちゃん。

台所の片隅にある、その家ならではの永遠なのです。

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夏の味

野菜がたくさん食べたくて、好物のつるむらさきのおひたしを作りました。
つるむらさきは、夏のお楽しみ。
旬のものはやはり美味しいね。
これまた好物の、アボカドとミニトマトのサラダと一緒に。

自分しか食べないと思うと、つい手を抜いちゃう時もあるのだけど、ひとり分のご飯こそ、ちゃんと美味しく作れるようにしたいと最近思います。

自分のカラダを守れるのは自分だけ。
サプリとか飲んだり、珍しい健康法をするよりも、シンプルに食事と睡眠を見直すことでがんばりたいと思う、今年の夏です。


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ナポリタンと8月の後姿

 すっかりブログをご無沙汰してしまいました・・。

そんな駆け足の夏でしたが、私は、無事です。
元気です。

8月の後ろ姿を惜しみながら、明日、帰京します。
私にしては珍しく、旅続きの夏でした。
滞在した各地、そして作った作品、出会った風景、書き記すべきことは多々あるはずなのですが、うだる暑さの中で暮らしたせいか、日々精一杯だったように思います。
7月の終わりと8月の出来事達は、9月の東京で少しづつ振り返ってみたいと思います。

一番長く滞在したのは名古屋です。
『クリスマストイボックス』という作品で一足早い聖夜を重ねております

写真は、名古屋の大変ローカルな喫茶店で出会った昔懐かしいナポリタン。
私に言わせれば、ナポリタンというものは、昔懐かしい、てとてとにケチャップが効いたものが王道であります。
しめじ、ソーセージ、ピーマン、パプリカ、たまねぎ、と具沢山で明日への活力をいただきました。
これぞ、パスタではなくスパッティ。

この町やここから南では、ミンミンゼミは鳴かない。
ということを知りました。

旅をすると、むしょうに、揺るぎない帰るべき場所が欲しくなります。
私は、まだそれを見つけていないのかもしれません。

蝉のやつはいつでも大声だ。
私は、哀しい時も、嬉しい時も、心の中だけで鳴きたい。

心からのなき声はとっておきたい。
帰るべき場所を、決めた時のために。

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チリ&スパイスホットチョコレート

一年でいちばん寒い季節。
このところ、もっぱらホカホカになる飲み物に癒されています。
もともとチャイが大好物なのですが、最近のお気に入りは、コーヒーにジンジャーと黒糖を入れたジンジャーコーヒーと、このチリ&スパイスホットチョコレート。

ジンジャーコーヒーはミルクを足しても美味しく、コーヒーの香りとジンジャーの香りがこんなに合うなんて!と新鮮な感動を覚えました。
コーヒーを入れた後に、ジンジャーエキスやジンジャーパウダーとお好みで黒糖を足すだけでできるので簡単です。

チリ&スパイスホットチョコレートは、昔みた映画『ショコラ 』を参考に、お家にあった材料で作ってみました。
チョコレート作りを生業とする母と娘が放浪の旅をしていて、あるフランスの小さな街でお店を開いた時、ふらりとひとりの男がやってくる。
さて、ここから物語が動き出すのですが、ヒロインである母がその男に出す飲み物が、チリ入りのホットチョコレートなんです。
出来立てのビターホットチョコレートに、パラパラとチリパウダーをかけてクリームをのせ、魔法のような一杯が出来上がる・・そのシーンが、とても印象的で好きでした。

実は、チリ入りのホットチョコレートというのは、愛読書の『愛の林檎と燻製の猿と 禁じられた食べものたち』の中にも出てくるんですね。
ずばり、「煩悩」という章の中で、古代文明での儀式におけるカカオの存在や、ルイ15世の最後の愛人として名高いデュバリー婦人がどのようにチョコレートを利用したか、とか面白いエピソードが並ぶ中、こちらの本では古代アステカ王侯貴族が愛した"トラケツァリ"というチリペッパー入りのチョコレートドリンクを元にしたレシピがのっています。
乾燥したアンチョリペッパー2本、冷たいスキムミルク4カップ、フェンネルシード小さじ1、砂糖とシナモン入りのメキシコ産チョコレート8欠片、・・とチリホットチョコレートの元祖といったレシピ。

すごくロマンのあるレシピですが、めんどくさがり屋の私は、ひとまずお家にあったもので私なりのチリ&スパイスホットチョコレートを作ってみましたよ(笑)

●チリ&スパイスホットチョコレート●

【材料・・1〜2名分】
<A>
・牛乳200cc
・お水50cc
・細かく刻んだビターチョコレート 大3
・ヘテ粉唐辛子 ティースプーン 1/4~1/3
・シナモンパウダー 少々(好みで無くてもOK)
<B>
・ジンジャーパウダー ティースプーン 1/4~1/3
・黒糖(甘みが足りなければ)

‐鍋に牛乳とお水をいれて温める。
湯気がでるようになったら、細かく刻んだビターチョコレートを投入し、ゆっくり溶かす。
チョコレートがとけたら、粉唐辛子をいれてよく混ぜ、沸騰直前まで火をとおす。
げ个鮖澆瓩燭蕁△好みでごく少量のシナモンをパラリ。
イ任るだけ高い位置からマグカップに注ぎ、空気を含ませる。熱々をいただく。

★<B>のジンジャーパウダーを足すとより複雑な味と香りになり体のホカホカ度もアップ。生姜好きやチャイ好きにはジンジャー入りをおすすめします。チョコレートの香りを大事にしたければ、<A>のみにして、シナモンも省いてもOK。

皆様、どうぞお好みでアレンジしてみてください。
チョコレートの方が深い味になりますが、市販のココアとかを使う場合もココア状態になったところからを進めればOKだと思います。

<A>のみだと、私はスペイン料理やメキシコ料理をちょっと思い出します。甘くないお料理にチョコレートを使ったものがあって、チリとチョコレートの組み合わせはとってもエキゾチックです。
<B>が入ると、ああ、ココア版チャイだな、という味にになりますよ。

刻んだチョコレート、とあるところは、私はヴェイス社のグラニュレ・ド・ショコラ を使ってみました。
以前、舞台の差し入れで頂いて、そのあまりの濃厚な美味しさにすっかりはまってしまったホットチョコレートの素です。ココアや普通のチョコレートを使う場合は、できるだけビターでカカオの香りの濃いものがチリとあうかな、と思います。
ヘテ粉唐辛子は、スンドゥブチゲ用に買ってあった韓国産の粉唐辛子。
安価な上、日本産のものよりもぐっと香りもよく甘みもありマイルドです。

寒い冬だからこその、味わい。
おためしあれ。


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ジョバンニの食卓

ジョバンニが勢よく帰って来たのは、ある裏町の小さな家でした。
 その三つならんだ入口の一番左側には空箱に紫いろのケールやアスパラガスが植えてあって小さな二つの窓には日覆が下りたままになっていました。
 「お母さん。いま帰ったよ。工合悪くなかったの。」ジョバンニは靴をぬぎながら云いました。 「ああ、ジョバンニ、お仕事がひどかったろう。今日は涼しくてね。わたしはずうっと工合がいいよ。」 
ジョバンニは玄関を上って行きますとジョバンニのお母さんがすぐ入口の室へやに白い巾きれを被って寝やすんでいたのでした。 
ジョバンニは窓をあけました。
 「お母さん。今日は角砂糖を買ってきたよ。牛乳に入れてあげようと思って。」 
「ああ、お前さきにおあがり。あたしはまだほしくないんだから。」
 「お母さん。姉さんはいつ帰ったの。」
 「ああ三時ころ帰ったよ。みんなそこらをしてくれてね。」 
「お母さんの牛乳は来ていないんだろうか。」 
「来なかったろうかねえ。」 
「ぼく行ってとって来よう。」
 「あああたしはゆっくりでいいんだからお前さきにおあがり、姉さんがね、トマトで何かこしらえてそこへ置いて行ったよ。」
 「ではぼくたべよう。」 
ジョバンニは窓のところからトマトの皿をとってパンといっしょにしばらくむしゃむしゃたべました。
 「ねえお母さん。ぼくお父さんはきっと間もなく帰ってくると思うよ。」

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』より

写真は、数日間煮込んだ、チキンと野菜のトマト煮込みシチューの最後の一杯。
とはいえ、こだわりで煮込んだというよりは、自宅缶詰状態を作るため大鍋に作り置きしていた結果なのでした。
このシチューを食べながら、私はぼんやり、ジョバンニの姉さんが「トマトで何かこしらえて」くれたのは、こんな料理ではなかったかしら?
と妄想したのだった。
子供の頃、私はこの姉さんがこしらえたというトマトを使った何か、がとても温かいご馳走のように感じたものだった。
苦しい生活の描写の場面にもかかわらず。
いや、だからこそだろうか。

宮沢賢治全集は、小学校時代の一番の愛読書だった。
寝る前に、よく父が読み聞かせをしてくれた。
読み聞かせで好きだったのは「雪わたり」という作品で、”キックキックトントン、キックキックトントン。”というリフレインのくだりが、音読してもらうと非常に楽しかったので何度もリクエストしたのを覚えている。
自分の子供に読み聞かせをするという風景は、私にとっては幸福の絶頂のひとつなのだが、他から見ればただの少女趣味なのかもしれぬ。
だけど私はやっぱり、いつか読み聞かせをするのは夢であります。

さて、ジョバンニの食卓は慎ましい。
トマトシチューとパンの食事の他に、病気の母さんの滋養に注文するのは瓶入りの牛乳であり、ジョバンニはそこに角砂糖を入れて喜ばしてやろうというのだ。

牛乳に入れるためのお砂糖を買ってくるという発想そのものが可愛くて、いじましくて、私は泣けてきてしまう。

ねぇ、ジョバンニ。
あなたは、この国で、いいえ、星の世界で、いまや一番有名な少年のひとりなんだ。
これからも、物語の世界の中で、元気に暮らしていておくれ。

夜空を見るたびに、君を想います。



追記:「ジョバンニの食卓」というタイトルがとても気にいったので、宮沢賢治の作品群のモチーフか、文学に登場する食べ物モチーフで、このタイトルの小品をいつか書いてみたいと思う。
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おうちごはん

201103021316000.jpg 春が近付いているのがわかる。
新しい喜びと、新しい悲しみが、交互に波打つみたいに訪れているから。

だけど、おしなべて私は元気だ。そして、最後に残るのは喜びだと信じることができる。
健康でいたい。
そして、それを堂々と誇れる人でいたい。

2月は、いっぱい笑っていっぱい泣いた。
強いハートで過ごしたいから、3月はごはんと笑顔を一層大切にしようと思う。
次の企画の準備や執筆が中心の日々に入り、最近、おうちでごはんを食べられる日が増えた。
そうなると、自然と新しいメニューを作りたくなってくる。
スーパーマーケットにゆくと、野菜も、冬から春のものに少しづつ変化していてわくわくする。
最近はモツに凝っていて、先日は牛スジでビーフシチューを作った。
自宅作業が増えると、時間がかかるけどほっておけるような弱火の煮込み料理に、ここぞとばかりに走る傾向があるのだけど、なんだかんだ言っても、家事は頭の中を換気するのに、ぴったりの作業だと思っている。

写真は、こないだ考えた新メニュー。鳥モツと、ニラと、えのき茸の、甘辛煮。
新鮮な鳥のレバーとハツを、たっぷりのニラと一緒に(えのきは無くても大丈夫)調味料でさっと煮るだけの簡単メニュー。
鳥モツを一口大にキリ、余分な血合いを流水で丁寧にとっておけば、あとは小さめのフライパンや小鍋で、醤油と酒を大匙2づつ、みりん大匙1、の割合で適量煮立てておけばいい。
まず鍋にモツを、鳥モツが少し白っぽくなったら野菜、の順で絡めながら煮るだけで出来上がり。 お好みで、最後にラー油をひとたらしするとピリ辛かつ味わい深い。

この日は、好物のアボカドとトマトのサラダと一緒にいただいた。
濃厚で美味で白いご飯によくあうおかずができました。
皆様もぜひおためしあれ。
ご飯に添えているのは、蕪の葉の浅漬け。
ちょっと野沢菜みたいな味と歯ごたえで、青菜ご飯のおにぎりにしてもさっぱりとして美味しい。

おうちごはん、おいしゅうございました。
ご馳走さまでした。
明日も、がんばります。

・・読み返してみたら、小学生の日記みたいな文でちょっとどうかと思ったが、日々のごはんを美味しくいただいているだけで人生まるもうけなので、まぁ、自分を許してやることにする。
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ごはんのススメ

書き物でうんうん言っている時は、家事が気分転換になることさえ忘れて、大好きなお料理さえも放棄してしまう時期がある。

なにもかも保留して、一秒でも長く書くことを考えたくなる。
適度なブレイクや規則正しい生活の方が本当は効率がいいのかもしれないが、そんな理由で最近は、焦燥感と共にやらたお湯を沸かし、アボカドとトマトのパスタとか、ホウレンソウとチェダーチーズのパスタとか、ブロッコリとスモークサーモンのパスタとか、とにかく、茹でて合えるだけ系のパスタばかり作っていた・・。

後は、刹那的になったら変なアイディア湧くかしらと想い、アイスクリームとレッドブルとコーヒーを主食にして(酒と煙草はやらないので走れるのがカフェインだけ)退廃を気取ってみたりもした。
カフェインには救われたが、残念ながら結果はさほど思わしくなかった。

それが先日、稽古帰りに出演者達と久しぶりにご飯に行った。
「すた丼」ていうのを初めて食べたんだけど、久しぶりのお肉と白いご飯にお味噌汁が、おいしくておいしくて・・。
やっぱり、ごはんてとっても大事、とごく当たり前のことを思い出したのだった。

と、いうわけで、今朝は久々に米を炊いた。
このところ、もっぱら朝はアイスカフェラテばかりだったけど、気分を一新して、卵かけごはんなどを食べました。

写真のオカズは先日作ったものではなく、もう少し余裕のある時期に作ったオカズで、鳥のさっぱり煮と、カブの浅漬けです。
ああ、早くこの位がっつりしたお料理をする心持ちになりたいな。

米、野菜、味噌、醤油、日本人に生まれて良かった。

明日も、がんばろう!
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